TVで話題!オリジナル傘「mabu」開発秘話は?岩垣伸哉さんに聞いた
TVでも度々紹介されているオリジナル傘「mabu」。色々なメディアで紹介され、多くの人が使うようになっています。本日は、どのようなきっかけで作られたのか、またどんな種類があるのか、「mabu」をプロデュースする株式会社SMV JAPANの代表取締役社長・岩垣伸哉氏に聞いてみました。
傘ができるまで
―もともとはどういうきっかけでオリジナル傘が誕生したのですか?
岩垣伸哉氏(以下、岩垣)弊社はもともと、企業様へノベルティ製品を提案し納品する事業を長年営んでおり、その中でレイングッズをノベルティグッズとして制作するようになりました。機能的で、デザイン性の高い商品がお客様からも好評で、皆さまに支持されるブランドへと成長していきました。
―傘の事業はどういった思いでされているのですか?
岩垣 mabuブランドとして独り立ちするに至った傘事業ですが、これは「ありふれた日常の中にちょっといいこと」というスローガンを掲げています。必ず雨は降りますから、雨の対策が必要になります。しかし雨という自然現象を少しでも楽しみ、嫌な思いを減らすことにより、世の中が少しずつでもいい方向へとつながると考えています。
これは、従来までの傘が抱えていたいろいろな「あるある」を解消することで実現してきました。例えば、強風で傘が壊れたという経験、誰もが一度はされていると思いますが、弊社では強風に強い傘の制作にも力を入れています。また使用済みペットボトルを再利用した生地を使用することにより、エコにつながる製品づくりも意識をしてきました。傘という日常的に使うものを通して、社会貢献をしたいというのが弊社の願いでもあります。
傘の種類は?
―実際にはどのような種類の傘があるのですか?
岩垣 先程紹介した強風に強いもの、いつでも持ち運べるような超軽量の傘、男性でも日傘としてもっていだけるようなもの、光を反射するので夜間や雨の日にも安全なものなどをラインナップしています。これまで「こういう傘があったらいいな」という声をできるだけ反映したものが多くなっていますね。
それぞれの目的にあった傘
―それでは、ひとつずつ細かくmabuの傘についてお伺いしたいと思います。まず、傘をさしていて困ることの一つが強風対策です。
岩垣 強風に強い傘、というものを開発しました。これは「ゲリラ豪雨傘 シームレスジャンプ100」という製品名ですが、風速30メートルの風の中でも傘が折れず、ひっくり返ってもすぐに戻る傘です。風速30メートルは台風が来るくらいの風速なので、通常の雨風であれば全く問題なく使うことができることといえます。
商品はこちら:
http://shop.mabuworld.co.jp/fs/mabuworld/mbu-sj
―男性の日傘もあるようですね。
岩垣 従来まで、日傘は女性のものと考えておられる方が多いのですが、男性用日傘の流行をmabuから起こせないかなと思っています。直射日光や紫外線は女性のみならず男性の方にとっても身体に有害ですし、また外を歩く機会の多い男性にとっては、特に使っていただきたいのが日傘です。
mabuでは、男性の方にも使っていただけるようなデザインを追求し、歴史あるハワイのアパレルブランド「reyn spooner」とのコラボに行き着きました。
商品はこちら:
http://shop.mabuworld.co.jp/fs/mabuworld/mbu-rsl
―超軽量の折りたたみ傘があると聞きました。
岩垣 これまでの折りたたみ傘に、かねてから「携帯用に作られているはずなのに結構重いな」と思うものが多いと印象を持っていました。そこで、極限まで軽くした傘を作ってみようと。その結果、なんと80gの折りたたみ傘が完成しました。80gというと、代表的なスマートフォンの約半分の重さですから、その軽さがわかると思います。
商品はこちら:
http://shop.mabuworld.co.jp/fs/mabuworld/mbu-lmh
傘を通じて社会の役に立つ
―最後に、傘事業にかける想いについて教えてください。
岩垣 傘事業については、「雨と傘」「傘と人」「人と環境」の出会いを繋いでいく、という想いで取り組んでいます。従来の傘が抱えていた使いにくさや改善点をひとつずつ形にすることで、消費者の生活に貢献することはもちろん、製造面でもペットボトルを再利用することで環境に優しい傘作りを目指しています。JAPAN PET100、低炭素社会を目指すfun to share やCOOL CHOICE への協賛、植樹活動など総合的なCSR活動を通して、持続可能な社会への取り組みを積極的に実施していきます。
岩垣様、本日はお忙しい所お時間をいただきありがとうございました。TVでも話題の傘ブランド「mabu」の特徴が読者の方にも伝わったのではないでしょうか。コンビニで入手できる傘も便利でよいですが、ぜひご自宅や会社に、特別に気の利いた傘を置いておくことご検討ください。